マンションの共用部分のあり方(島根県/医療事務員/30歳/女性)

私は島根県に住む30歳の医療事務員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの共用部分とは玄関前の通路や、非常階段のことを言います。当然、住民みんなのものという意識がもたれています。対して専有部分とは、家の中などのプライバシーが強く意識される部分を言います。意外と間違いやすいのは、バルコニーや玄関扉などです。分譲マンションの場合、共用部分には毎日のように、掃除担当者をおいていることも多くあります。マンションの資産価値を維持するためとも言えます。中には、管理人が掃除も担当している場合もあります。また、毎月ないしは隔月で、通路などを大規模にポリッシャーなどで洗浄作業をしているケースも多いようです。やはり、綺麗に保つということで価値を維持したいとする傾向があります。


共用部分には他にエントランスホールやエレベータ室、集合ポストなどがあります。当然、そのマンションの区分所有者全員の所有です。全員が部屋の広さ等に関係なく、ルールを守れば自由に制限なく何度でも使うことができます。ただしルールに反した使用は許されません。たとえば、傘や宅配物、自転車などを放置することはできません。また、合理性、妥当性があれば共用部分でも一定の制限を設けることができます。エレベータに自転車を乗せてはいけない、屋上は原則立ち入り禁止にするなどです。また、窓ガラスや窓枠などは、一般的には共用部分とされ、区分所有者が自由に変えることはできません。建物の外観も資産と考えられていて、変更することにより、外観に影響し、区分所有者の共同の利益に反する恐れがあるからです。