マンションの共用部分について(愛媛県/学長/31歳/男性)

僕は愛媛県に住む31歳の学長です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションとは、鉄筋コンクリートで作られた3階建て以上の集合住宅です。中高層の建築をすることで、比較的狭い土地に、多くの居住スペースを用意できる点がメリットです。3階建て以上ですから、階段がついています。エレベーターがついている場合も多いです。6階建て以上の場合は、必ずエレベーターがついています。これらは、そこに住んでいる人全員が使用することになります。また、マンションの出入り口やロビーも、全員で使用します。こういった、全員で使用する部分を共用部分と言います。屋上はもちろんですが、各階の廊下や各居住スペースのベランダも共用部分に含まれます。さらには、外の駐輪場や植え込みや外壁なども共用部分となります。


全員で使用する以上、管理もまた全員でおこなうことになります。そのため廊下の清掃などが当番制になっているところもありますし、清掃業者などに委託している場合もあります。委託する場合には、その費用は住人全員が少しずつ出し合って支払うことになります。各居住スペースの玄関や、隣の居住スペースとの間にある壁も、共用部分となっています。分譲マンションの場合は、購入することで居住スペースを専有部分にすることができるのですが、玄関のドアや壁に関しては専有部分にならないのです。したがって破損した場合でも、個人の都合や好みで違うドアや壁にすることはできません。逆に言えば、それらの交換や修理も、全員が出し合ったお金でおこなうことができるということです。