私は和歌山県に住む29歳の為替ディーラーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

マンションでは自分の占有スペースに隣接した共用部分というのは、なんとなく自分専用のもののように錯覚しがちですが、これはマンション所有者全員が利用する部分ですので、個人の所有物などを置くスペースではありません。上質なマンションではこうした共用部分をいかにきちんと管理できているかも非常に重要なポイントとなります。とくに災害や火災などが起きた場合には非難の経路としても重要な部分となりますから、日常的にしっかり整備・管理されていることが肝要ですし、こうしたスペースがしっかり管理されていることが物件としてのリセールバリューを高める要素にもなってくることになるのです。とくに中古マンションなどを購入する際には現地をチェックするポイントといえます。

ところで、この共用部分というのはどこまでをいうのでしょうか。まず躯体やエントランスホール、外廊下、階段室、エレベーターホールなど専有部分でないところは、すべてが共用スペースとなります。また当然のことながら、エレベータの籠や受水槽、集合郵便受けといった部分もこれに属することになるのです。こうして見ますと、共用部分というのは意外に多いところであることに気がつくものです。こうしたスペースはマンション所有者全員の共有スペースとなりますから所有者は全員利用することが可能となりますが、占有することは許されませんので、荷物を置く以外にも植栽を置いたりすることも禁止されることになるのです。しっかりとしたルールを守ることがこうしたスペースの有効利用につながるのです。