僕は茨城県に住む33歳の科学者です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションの場合、自分が購入した居室の内部が専有部分にあたることや、外廊下やエレベーターが共用部分にあたることは比較的容易に判断することができます。しかし、専有部分なのか、それとも共用部分にあたるのか、判断が難しい部分もあります。その代表格とも言えるものが、窓ガラスや玄関扉です。一戸建て住宅を購入した場合であれば、窓ガラスや玄関扉も当然のことながら手を加えることができます。しかし、マンションに住んでいる場合は、そのようなことができなくなっているのが一般的です。窓ガラスは全て外に面した所に設置されていますので、それを自由に変えて良いということになれば、マンションの美観が大きく損なわれる可能性が出てきます。
また、マンションの一番外側にある外壁は全て耐力壁となっていますので、窓ガラスを交換するために壁を壊してしまうようなことがあっては、建物の性能に悪影響が出てしまう可能性があります。一方、玄関扉についても外観保全の観点から共用部分として取り扱われるのが一般的になっています。多くのマンションで、各戸の玄関扉が外部から見えるようになっています。その扉の色がバラバラだったりすると、建物としての統一的な美しさが損なわれてしまいますので、勝手にリフォームすることは禁止されています。リフォームできるとすれば、せいぜい玄関扉の内側に手を加える程度です。しかし、窓ガラスや玄関扉を共用部分として取り扱うことによって、建物の資産価値を維持することが可能になっています。