マンションの共用部分と専有部分について(埼玉県/臨床検査技師/25歳/女性)

私は埼玉県に住む25歳の臨床検査技師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは一戸建てとは異なり、大型の集合住宅のことを指します。つまり1つの建物の中に多くの人が暮らすため、区分所有建物とも呼ばれます。区分所有建物は専有部分と共用部分からなっており、それ以外の場所はありません。つまり建物の内、専有部分以外はすべて共用部分ということになります。まず、専有部分とは区分所有権の目的となる建物の部分のことを指します。つまりマンションを買った際に購入した部分のことであり、その号室のことで個人の所有物となる部分のことです。マンションでは管理規約によって専有部分が決められており、一般的には構造上・利用上独立している部分のことを指します。つまり共用部分とはそれ以外の場所のことを指します。


具体的には、エントランスホールや外廊下、屋上、階段、エレベーターなどと、受水槽や集合郵便受けなどもこれに含まれます。これらは法定共用部分といい、いかなる手段や方法を用いても専有部分にすることが出来ません。その他に規約共用部分というものもあります。これは任意に共用とするものであるため、場合によっては専有部分にすることも可能です。共用の部分は原則としてそのマンションの所有者全員の共有のものです。共有者は共用の部分をその目的にあった用途であれば回数に制限なく使用することが出来ます。ただし、用法に従わない使用は許されていません。他にもベランダやバルコニー専用庭は専有部分ではなく、全区分所有者の合意のもと特定の居住者が専用で使用することを認められているもので正確には専用部分という位置づけになります。あくまでも集合住宅ということを考え使用することが大切です。