マンションの共用部分とはなにか(北海道/照明技術者/70歳/男性)

僕は北海道に住む70歳の照明技術者です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションとは大きな建物を複数の人で分けあって住むものです。そのような性質なので個人が専有しているスペースと、共用で使うスペースとに分かれています。個人が専有できるのは部屋の内部で、部屋の中はだいたい住んでいる人のものになります。ただ壁や柱が誰のものなのかは専門家でも意見が分かれるので、住んでいる人に権利があるかはっきりしていませせん。ベランダなどの部分は個人が専有しているところではなく、あそこは共用部分なので注意がいります。部屋の外に出ているベランダは共用部分ですが、責任はその部屋の住人に来るので管理義務があります。ベランダは非常用の用途があるので完全に個人所有にはなりませんが、ある程度は住んでいる人のものになっています。


そしてマンションの共用部分とは住民が住む場所以外を指します。例えば廊下やエレベーター等は共用とされていて、管理人の住む部屋もそれに近いものになっています。この共用部分は住民全員の所有物ですからどのように扱うかが難しいです。部屋の前に物を置く時にどうしても必要があるならば、マンションの管理組合に問い合わせる必要があります。宅配の食料サービスなどを受ける時は、部屋の前に物が置かれますが事前に相談しておかないと問題になりやすいです。共用部分の費用はマンションの住民全員で分担をします。そのため管理がおろそかになりやすく、余計な負担をしていることが多いです。その場合は管理組合で話し合いをしてコスト削減をすると、ずいぶん安くなることがあります。