マンションの共用部分とはどこか(福岡県/航空管制官/32歳/女性)

私は福岡県に住む32歳の航空管制官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの特徴とはどのようなものがあるのしょうか。まずはセキュリティレベルの高さが挙げられるでしょう。集合住宅なので人が多く、その分人目に付きやすいのです。今は防犯カメラやオートロックは常識となっていますし、24時間有人体制で警備を行っている物件もあるそうです。管理人さんが常駐していれば、何かあった時でも安心です。ご近所さんとのコミュニティが築きやすい点も魅力でしょう。情報収集が出来ますし、生活面で協力しあえば、個々の負担が少なくなることもあるでしょう。さらに、マンションは一戸建てよりも購入価格が低いです。その分、管理費や修繕積立金を毎月支払わなければなりませんが、急に纏まったお金が必要になることはありません。このお金は、共用部分のメンテナンスなどに使用されます。


では、マンションの「共有部分」とはどこを指すのでしょうか。共有部分の反対は「専有部分」と呼ばれ、床や壁、天井に囲まれた居住空間のことを言います。厳密に言いますと、コンクリートが形作っている床、壁、天井の表面から内側、部屋側の空間のことを指します。共用部分とはそれ以外の部分で、エントランスや共用廊下、屋上、エレベーター、共用階段、電気、給排水などの共用設備のことです。また、意外に思われるかもしれませんが、バルコニーやベランダ、専用庭は専有部分ではないのです。これは全区画所有者の合意のもと、特定の居住者に専有を認めている権利であり、「専用部分」という位置づけとなります。許可なくベランダに物置を置いたりすると、規約違反となることがあるので注意しましょう。