僕は鹿児島県に住む28歳の配管工です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

新築の分譲マンションは、売れ行きが不調であっても、簡単には値引きしません。定価で購入した他の購入者に知られてしまうと、文句が出てしまう可能性が高いからです。新規に分譲を開始してから、何年も経過していれば文句も出ませんが、販売する業者としては、何年も売れ残りの状態で放置できません。販売と同時に完売するようなマンションの場合には基本的には値引きは期待できません。しかし、完売していなければ、交渉してみる価値はあります。分譲業者は一日も早く完売したいので、条件によっては応じてもらえることもあります。その条件として多いのは、値引きの事実を誰にも口外しないという内容の契約書を締結することが一般的に実施されています。

そのような契約書には法的な拘束力は乏しいのですが、購入者の心理的なプレッシャーになることは間違いありませんので、他の購入者に漏れてしまう可能性は大幅に低下します。購入者にとっては、契約書1枚で値引きをしてもらえるのですから、契約には抵抗は少ないです。また、マンションの分譲業者は、購入者との売買契約書の中に、将来的に値引き販売をしたとしても文句を言わない旨の約定を入れています。これも、法的な拘束力には疑問が残りますが、少なくとも文句を言うのをためらうことには効果があります。マンションの分譲業者は売れ残りが発生しないように、このような工夫をしていますので、販売状況が好ましくない場合は価格交渉の余地があります。