マンションの値引きは熱意と準備資金が必要(広島県/入国審査官/67歳/女性)

私は広島県に住む67歳の入国審査官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産物件の購入には値引き交渉はできないと思い込んでいる方がけっこういます。しかし家電量販店でねぎるのと同様、不動産物件でもねぎることができるのです。しかも物件価格自体が大きいので、交渉次第では100万円単位の値引きが可能になります。住宅ローンの支払いは長期にわたりますので、少しでも値引きをしてもらえば楽になります。新築のマンションをなぎる時の交渉相手はデベロッパーの営業担当者です。営業担当者の一存で値引くわけにはいかないので、社内の稟議を得る必要があります。営業担当者をそこまで動かすためには、絶対に購入するという強い意志を見せる必要があるのです。意思を見せるだけでなく、いかに自分がこの物件を気に入っているかを熱意を込めて訴えることが大事です。


営業担当者を動かすには、実際に購入予算について準備していることを見せて下さい。例えば、すでに住宅ローンの仮審査を受けている証拠を示すのです。ここまでやれば、営業担当者にとってあなたは逃したくないお客になるわけです。デベロッパーにとって部屋が売れ残るよりは、100万円程度の値引きで済むなら交渉に応じてくれるはずです。ただし、交渉に応じてくれたのに購入しないという信義に反することだけは絶対にやってはいけません。新築だけでなく中古マンションの購入でも同じ事です。ただし中古の場合は、大家との間を仲介してくれる不動産仲介業者が交渉相手になります。購入の意思が固いことと、すでに購入できる資金の用意をしてある証拠を見せれば、必ず値引き交渉に応じてくれるはずです。