マンションの値引きの鍵を握る仲介手数料(山形県/司会者/36歳/女性)

私は山形県に住む36歳の司会者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの値引きの鍵を握っているのは仲介手数料であるといえます。物件を値下げしてもらいたいと思ったら物件そのものの価格だけでなく、できるかぎりトータルで支払うお金を減らしていくことが大切です。中古の物件を購入する場合、物件を紹介してもらった不動産会社に支払う仲介手数料の額を考えることがとくに重要になります。仲介手数料は、物件の本体の代金の次に多く支払うお金であるからです。したがって、支払う仲介手数料をより少なくできれば、マンション本体を値引きしたのと同じになるのです。仲介手数料の金額は法律で上限が定められており、物件の本体価格の3パーセントに6万円を加算した額となっています。しかし、法律で決まっているからといってこの額を支払う必要はありません。


法律で定められている仲介手数料はあくまでも上限額ですので、物件を購入する人はその額をすべて支払う義務はありません。仲介手数料を安くしてもらうには、不動産会社も交渉する人も利益が得られるように持っていく交渉をする必要があります。売主と物件の購入希望者の間に不動産会社が1社だけ入っている取引では仲介手数料をその不動産会社だけがもらうことができますが、売主と購入希望者の間に2社の不動産会社が入っている取引の場合、不動産会社が得られる仲介手数料は1社だけのときの半分になります。仲介しているのが複数の不動産会社の取引の場合、そのうちの1社だけに直接電話で物件の購入についての問い合わせをし、交渉するようにしましょう。こうしますと、不動産会社のほうも売主、買主双方から仲介手数料がもらえるようになりますので快く交渉に応じてもらえます。