マンションの個室や水まわりの間取り(千葉県/インダストリアルデザイナー/50歳/女性)

私は千葉県に住む50歳のインダストリアルデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


各部屋の間取りの役割を考えて、マンションを購入することが大事です。寝室は、ベッドなら最低でも8畳以上、布団なら6畳以上と布団を収納するための押入が必要なので、広さが十分かをチェックします。寝室の配置はプライバシーの確保を優先させ、共用スペースから離れた場所に独立した部屋としてあると良いです。子供部屋は、子供の成長に伴って部屋の使い方や、部屋に求められる役割が変化します。住まいは5年、10年で買い換えることはほとんどありません。そのため将来を考えて、子供の成長に応じた部屋があるかなどがチェックポイントです。また部屋に間仕切りを付けれるなど、アレンジができることが望ましいです。広さは1人当たり、4畳以上が目安になります。


そして子供の成長に伴う、持ち物の増加に備えて、収納に余裕があるかどうかも確認する必要があります。小学校の低学年までは、広い遊び場的な子供部屋で、勉強は別に設けた共用スペースが理想となります。また高学年になると、勉強と就寝に必要な机やイス、ベッド、収納棚を配置します。浴室や洗面、脱衣室、トイレは、設置されている衛生設備機器に、給排水や給湯の配管が必要なので、水まわりは1ヵ所にまとまっているほうが経済的です。洗濯機を置くスペースは、半畳弱は必要になります。そしてトイレは共用スペース、個室スペースがそれぞれあるのが望ましいといえます。浴室はおよそ2畳、洗面と脱衣室もおよそ2畳、トイレはおよそ1畳で、会わせて4畳から5畳程度は最低でも必要です。