私は沖縄県に住む61歳の撮影技師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
ここ数年間に分譲された新築マンションの価格と中古マンションの成約価格を比較してみると、ほぼ同様のスペックを有していても2000万円以上の価格差が生じていることがわかります。一般的に中古物件の価格は、新築物件よりも4~5割近く安くなっていますので、最初からリフォームもしくはリノベーションすることを前提に中古物件を購入するという人が増加してきています。2000万円もの予算があれば、かなり大掛かりなリノベーションを施すことができますので、条件さえ整っていれば、部屋をまるごと新品に交換してしまうことも可能です。造りの良い中古物件を安価で購入することができれば、新築物件を購入するよりもむしろ快適に住める可能性も出てきます。
ただし、中古物件には中古物件ならではのリスクが存在するのも事実ですので、安価であることだけを理由に購入物件を決めてしまってはいけません。まず、ここ数年は、東日本大震災の影響があって耐震性能がさらに強化された物件が増えてきています。また、ブロードバンドにも対応しているのがごく当たり前になっています。しかし、一昔前に建てられたマンションの場合ですと、どうしても機能面が見劣りしてしまいます。さらに、売主が個人であるケースがほとんどですので、購入後のアフターサービスも期待することはできません。それらに加えて税制上の優遇措置にも制約があります。つまり、単純に売り出し価格だけから判断するのではなく、様々な事情を複合的に考慮して決定するのが望ましいです。