マンションの価格が変動する要因(奈良県/法務教官/21歳/女性)

私は奈良県に住む21歳の法務教官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築分譲マンションの価格が変動する要因は様々です。最も大きな影響があるのは土地の価格の変動です。マンションは建築用地を仕入れて、そこを造成して建築します。まとまった広さの土地を仕入れなければ建築できません。工場や倉庫ではなく住居になる土地ですので、相続税の納付のために地主が手放した広い住宅、企業が社宅を廃止した跡地、住宅地の中に残る農地などが建築用地になります。いずれにしても、土地の面積が広いので、その価格の変動がマンションの分譲価格に大きな影響を与えることは間違いありません。他には、当然のことながら建築費が影響します。建材の値段、現場で仕事をする職人の人件費が、建築費の増減の大きな要因になります。


マンションの販売には広告宣伝が欠かせません。最近ではインターネットによる広告が増加していますが、新聞や雑誌への広告掲載、新聞への折込チラシ、住宅情報関連媒体への広告掲載、そしてモデルルームの案内などが必要になります。この広告宣伝費の販売価格に占める比率は低くありませんので、広告宣伝費が上昇するとマンションの売値にも影響することがあります。これは、分譲業者のコストアップが売値に反映されるものですが、同様に金利もあります。土地の仕入れにかかる資金、建築資金などを分譲業者は銀行からの借入に頼っている場合が多いのですが、販売が完了して返済が終わるまでは、金利がかかります。このコストも売値に反映されますので、金利が低くなると売値は下がります。