マンションの住人がしておくべき地震対策(愛知県/グラフィックデザイナー/40歳/女性)

私は愛知県に住む40歳のグラフィックデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


住居の地震対策というのは、頻繁に地震のニュースを見聞きする昨今、誰もが気になるものだと思います。マンションを含め、現在建てられる建物は、建築基準法で定められた耐震基準にのっとり、震度6強から7程度でも倒壊しないようにつくられています。しかし、建物の対策だけでは不十分であり、日常から住人がしなければならない対策もあります。マンションのような高い建物の場合、上階に行くほどその揺れは大きくなる傾向があります。家具の転倒や物の落下でけがをする可能性も高くなるので、低層階も含め、家具はきちんと器具で固定しておくといった対策が必要です。スムーズに避難するためにも、ゆとりを持った設置をしてスペースを確保しておくことも重要です。


また、避難経路の確認、確保も必要ですね。エレベーターが使えない場合は非常階段を使うことになりますが、廊下も含めて避難の妨げになる物は普段から絶対に置いておかない、ということです。そして、普段から防災備蓄品を準備しておきたいものです。これは、各家庭単位だけでなく、管理組合が主体となってマンション全体として備えておきたいものです。具体的には、救助に使う道具、医薬品や手当用品、発電機や食料、水などです。また、普段から災害対策本部を設置しておき、平時には防災訓練の実施や、安否確認のための住人の名簿の作成などをし、災害時には、情報収集、救出や応急手当などをリードして行えるようにしておきましょう。多くの人が暮らすマンションは、災害が起こった場合もお互い助け合いがしやすい環境ともいえますので、普段から協力して対策を練っておきましょう。