私は島根県に住む70歳の中小企業診断士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築マンションの分譲では、モデルルームが必ずあります。近隣の別の場所に設置される場合が多いですが、建築中に完売しないような場合には、完成したマンションの一室をモデルルームにしていることも少なくありません。そのようなモデルルームも最終的には分譲されます。そして、多くの人が見に来て室内に入りますので、他の居室よりも価格を下げて売り出すことも少なくないのです。当然のことながら、販売する際には、専門の業者によるハウスクリーニングを実施しますし、汚れやキズは点検してしっかり整備してくれますが、それでも他人が入った部屋であることには違いがないからです。このような居室は、実質的には価格面で買い得であると言えます。
更には、モデルルームのカーテンやカーペットなども購入者が希望すれば、そのまま無料で譲ってもらえるケースもあります。カーテンやカーペットは部屋のサイズに合わせてオーダーメイドで仕立ててありますので、他のマンションを分譲する際にそのまま使えないことが多いからです。他人の手に触れたものは不要だと言えば、もちろん撤去してもらえますが、クリーニングしてもらえれば、そのまま使いたいと希望する人が多いのが実態です。その理由は、マンションの販売促進のために重要な位置付けのモデルルームですので、いわゆる安物は使っていないからです。部屋の見栄えができるだけ良くなるように、比較的高級なものを使っているのが一般的です。