マンションのモデルルームについて(兵庫県/環境デザイナー/74歳/男性)

僕は兵庫県に住む74歳の環境デザイナーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入する際は、どのエリアにするかライフスタイルに合った間取りを選んだり予算を決めたりなど吟味する必要がありますが、ぜひモデルルームなどへ足を運んでイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。モデルルームというのは、新築の分譲マンションなどを販売する際の見本として見学することができるように用意された部屋のことを言います。このような見学用の部屋は、販売事務所だけを建設しているものと建築が完成した後に、実物の部屋を実際に公開するタイプとがあると言われております。図面や写真などを見るだけでは、なかなか実際の雰囲気が分からないところもありますので、お時間をつくって見学されてみるのもよいでしょう。


販売事務所だけを建設しているようなタイプのモデルルームなどでは、部屋の間取りなどの雰囲気を確認したり、建築後の部屋を実際に見ることができる場合には方位や日当りのよさ、バルコニーの広さや形状など、近隣との距離感や周囲の環境位置関係などをチェックされてみてください。日当りが悪いと梅雨の時期などは特に、湿気やカビなどで悩まされてしまうケースもあります。また、マンションのような集合住宅の場合は、上下左右が住戸と隣接しておりますので、騒音トラブルになってしまわないような遮音対策が快適に住みやすくするための重要なポイントになります。コンクリートの厚さや壁の厚さ、フローリングの遮音等級などもチェクポイントになってくるかもしれません。