私は石川県に住む58歳の銀行員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
みなさんはどのような住居を将来考えていられるでしょうか。マンションでしょうか、一戸建てでしょうか。また現在はそのどちらにお住まいでしょうか。住居を決めるという行為は一生の中でもとても大きな決断でもありもっとも重要なことでもあります。またここ最近はみなさんの地震に対する意識というものがすごく高くなっていると思います。自分の住居が地震に耐えうる、また自分やその家族が地震の際に無事でいられることができるかということを考える人が多くなってきています。そんな中で今回は、マンションの場合を例にとって地震がどのように作用するか、またどのような対策なり物件を選ぶのがいいのかということをここで説明してみたいと思います。
マンションでは、同じ建家でも階層の高さによって感じる揺れかたや揺れの大きさが変わってきます。1階では一部の家具が倒れる程度で済んでも、中階層や上階層では家具が激しく揺れて倒れたり、ガラスの割れや壁のひび割れなどの大きな被害が起こる可能性があります。また地震の際にはエレベーターが停止したり、非常階段が混み合って押し合いなどでけがを負ったりなどの危険もあります。では上の階より下の階のほうが安全と言えるのか、というと一般には被害は下の方が大きいと言われています。またマンションは構造的に揺れる設計をされているので単純に「揺れ=危険」という図式では割り切れない部分もあります。どのようなマンションを選ぶのがいいかといいますと、素人目にはぱっと見で判断するのは難しいですが、梁が太くて大きいと感じられるものは強い建家だといえる可能性が高いとされています。あとは専門家にしっかり確認するのがいいでしょう。