私は熊本県に住む56歳の司会者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

マンションを購入する時にはさまざまな税もかかりますが、その中の固定資産税に関するお話をします。固定資産税とは、マンションに限らず、一戸建てや土地などの不動産に対してかかる税金です。税金なので、マンションを所有している限りは毎年発生します。この税は、その年の1月1日時点に固定資産課税台帳というものに所有者として登録されている人が納税義務の対象者となります。つまり、1日でもズレれば、その年の固定資産税については課税されませんので、購入するタイミングによっては、何も考えずに購入する場合よりも節税する事が出来ます。もっとも、固定資産税だけを考えていたのではマンションの買い時を逃してしまう可能性もあるために、それほど気にする必要はないです。

続いて、実際にどのようにしてこの税は決められるのかについて説明します。不動産価格は、総務大臣が定めた固定資産評価基準により決定し、それが課税標準額として固定資産課税台帳に記録されます。この課税標準額に標準税率である1.4%を掛けた値が固定資産税になるのです。この固定資産評価基準に関しては3年ごとに見直しが行われ、建物は年数が経過すると少しずつ価値が下がっていきます。また、課税標準額と購入価格は別であり、購入価格よりも課税標準額は低くなっておりますので、購入価格に対して税率をかけても税額を求める事は出来ないです。マンションの場合は、建物だけではなく共用部分の持ち分なども絡んで複雑になるために、自分で計算せずに販売者に確認するようにした方が良いです。