僕は岩手県に住む71歳の棋士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
持ち家を所有すれば、自動的にその土地や建物に対して固定資産税が課せられます。これは、マンションに関しても同様です。物件そのものの費用はローンが完済したらそれで終了ですが、固定資産税の納税の場合は所有している限り続くことになります。その金額は、土地も建物も課税標準額に標準税率である1.4%を掛けることで算出することができます。課税標準額とは、固定資産課税台帳に登録されたその物件の価格のことです。ただし、ここでいう価格とは購入価格のことではなく、その物件の評価額となります。評価額の方が購入価格よりも安くなるため、固定資産税の額も心配する程高額になることはありません。また、できるだけ負担が軽くなるように特例措置も設けられているので安心です。
固定資産税は毎月支払うものではありません。年に4回決められた期限までに納税するように定められています。月割にして納税することはできないので、どの月が納税日になっているのか前もって確認しておくことが大事です。マンションを購入する際にはその頭金やローンのことばかり考えがちですが、固定資産税の存在についても忘れないようにしておく必要があります。滞りなく納税を行うためにも、事前に全体の費用を把握した上で返済プランをしっかりと立てておくことが大事です。居住用の新築マンションの場合、物件によっては税額が5年間半額になる優遇措置が受けられる場合があるので、事前に問い合わせをしておくことで費用を最低限に抑えることができます。