マンションにおける築年数と価格設定(山口県/ランドスケープアーキテクト/45歳/男性)

僕は山口県に住む45歳のランドスケープアーキテクトです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


中古のマンションを選ぶに際に気になるのが価格や立地の他に築年数があると思います。中古物件には建てられてから数年のものから40年以上経つものまであります。一般的に築年数が増えれば増えるほどその価値は下がっていきます。マンションにおいては一戸建てに比べ、その下落幅が大きいのが特徴で、その理由としては一戸建てに比べ土地価格の占める割合が小さいためです。これらの理由から同年数の一戸建てと比べ、築年数の経ったマンションは同年数の一戸建てより割安になっている場合が多いです。そういった点では価格価値は下がるものの、同規模程度の居住スペースを安く確保することができるともいえます。勿論、一戸建てとは利点や求める生活環境が違うため一概にはどちらがいいとはいえません。


次に購入にあたって知っておくべき事は、同じ中古マンションであった場合でも築年数によって購入後の下落幅に違いがあるという点です。どういう事なのかといいますと、新築から最初の15年間は中古になった時の下落幅が非常に大きいのです。15年以上の中古物件については、ある程度価格が安定しているというデータがあります。購入傾向として、新築物件から中古物件になると大幅に価格が下がる事から、あえて新築物件ではなく築6年から築15年程度の新築に近く、それでいて新築より安価になっている物件を購入される方が多く見受けられます。ですが築10年程度の物件では値段が新築より安いとはいえ、まだ十分に下がりきっていないといえます。購入後の下落幅を少なくし、資産価値を少しでも高めるためにもマンションにおける築年数とその価格設定を理解し適切に判断しておく必要があります。