マンションにおける地震への対策(山口県/港湾荷役作業員/66歳/男性)

僕は山口県に住む66歳の港湾荷役作業員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションに住んでいる場合にもし大きな地震が起きたとしたら、まず何を心配しなければならないかという点で、一戸建てと大きな違いがあります。そもそも、近年に建てられたマンションというのは、耐震性の強化はもちろん、防災用の非常設備等も整っているものがほとんどです。また、古い建物であったとしても、このご時勢、耐震強度を上げるための工事をしっかりと行っています。一方、一戸建ての場合には耐震設備を整えるレベルにも限界があるうえに、昔ながらの古い家屋も多いので、耐震性は幾分弱くなります。この点で、やはり集合住宅にはそれなりの設備や体制が整っているので、ある程度の地震には耐えることができ、安心して過ごすことができるのです。


しかし、不安な点もいくつかあることも確かです。もし上の方の階に住んでいる場合には、その不安がより大きくなります。それは、非難するときの問題です。上階に住んでいても、普段はエレベーターを使うので、家の出入りには何の支障もないのですが、もしエレベーターが止まってしまった場合には非常用の階段を使うしかありません。マンションのエレベーターというのは、安全を考えて、非常の時には自動で運転をストップさせます。設備が整っているゆえに影響してくる問題なのです。また、揺れが激しいときの室内の荒れ方も上階に行くほどひどくなります。高い建物であるとどうしようもない問題ですが、それでも最悪な結果を避けるための設備が強化されているという点で評価しなければなりません。