僕は茨城県に住む74歳の運転手です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入するときに、真っ先に問題になるのはいくらの家、つまり予算の問題です。よく言われるのが、年収の5倍までという説です。一応の目安にはなりますが、住宅ローンの金利や手持ちの頭金が考慮されていないので、個人差によります。もうひとつの目安がローンの返済額が年収の20%以内というものです。20%ではなく25%とする説もあります。こちらはローン返済額に注目しているので、金利や頭金も計算に入ることになります。住宅ローンの返済期間は最長の35年で借りるのが半ば常識化していますが、それは30歳前後で繰り上げ返済の余裕もある若い人の話です。定年までに返済を終えることを考えると、本来は「60年-自分の年齢」とするのが正しい借り方です。
返済期間が短いと月々の返済額が同じでも返せる金額が少なくなるので、借入限度額は当然下がります。そこで年齢も加味して「買える額」を計算する場合は、「定年までの総年収に占めるローンの返済総額の割合」から求める必要があります。家計の支出にはローン返済額のほかに税金や社会保険料、教育費、生活費などがあり、総年収に占めるローン返済総額は30%以内が望ましいとされています。マンションの場合は住宅ローン返済額だけでなく管理費や修繕積立金も月々支払わなければなりません。それらをまとめて生活費でまかなう考え方もありますが、安全性を考えると住宅ローンの返済額に含めたほうが望ましいです。また、住宅ローンは、適用金利によっても借りられる限度額が違ってきます。一般的に金利が高めの固定金利を選ぶより、今は金利が低めになっている変動金利を選ぶことで買える額をアップできます。