私は鹿児島県に住む39歳の酪農家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
住居用不動産には一戸建てと集合住宅の2つのタイプがあります。そして集合住宅にはさらにアパートとマンションという2つのタイプがあります。この2つの違いですが、実は明確な区分はありません。建築基準法など国の法律においても、低層・高層などの区分はあっても、名称については何も規定されていません。不動産広告などにおいては、一般的な慣例にのっとって適宜使い分けられているのが現状です。ちなみのこの2つの用語はいずれも英語を起源としていますが、英語圏の国々では賃貸用の集合住宅はすべてアパートメントと呼ぶのが一般的です。分譲用の集合住宅もおおむねアパートメントと呼ばれていますが、比較的高級な分譲物件についてはコンドミニアムという呼び名があります。
なお、英語圏でマンションといえば主に上流階級やビジネスエグゼクティブなどが居住する一戸建ての邸宅を指します。では日本におけるマンションとはどのようなものかといえば、慣例的な使い方に従えば主として鉄筋コンクリート造りの中層または高層の集合住宅ということになります。構造的には、3階建て以上であることが基本になります。これはアパートがおおむね2階建てを限度とするからです。ただし2階建てでも堅固な鉄筋造りの場合はマンションと呼ばれることもあります。マンションには分譲用と賃貸用の2種類がありますが、設備面などに関しては両者に特別な違いはありません。しかし運営面においては、分譲マンションには入居者が管理組合を結成し、運営方針などを自主的に決定するといった賃貸用にはない特色があります。