私は静岡県に住む39歳の検察官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
今年の4月に消費税8%になり、段階的に10%になるという政策の裏で今年の3月までのマンション購入者がぐんと増えました。そこでマンションと一軒家での耐震設備を考えてみましょう。一軒家よりもマンションの方が地震に強いと思われがちですが、かなり高級な物件でない限り、一軒家の方が耐震設備がしっかりしています。新築の一軒家はだいたい耐震等級3です。それに対しマンションは耐震等級1が多いのが現状です(因に耐震等級は数字が大きい方が優です。)。耐震等級をあげる為には軸の柱を太くしたり、ハリを太くする為にコストが掛かってしまうからです。またそれによって居住スペースが狭くなるので比較的広さを取りたいマンションでは等級が低くなってしますのです。
かっがりする方もいるもしれませんが、部屋の中は自分で地震対策をする事は出来ます。残念ながら建物自体の対策は管理会社や建設会社等の専門の方にお願いするしかありませんが、部屋の中はどのようにしようと所有者の自由なのです。家具を壁にしっかりと固定したり、引き出しや取っ手にストッパーをつけるのも一つの手です。今は地震対策グッツがたくさん出ているのでそのグッツを活用する事で、いざというときに被害が少なくなります。まだ購入していない方は耐震等級の高い物件を探し、なおかつ自室には対策グッツの設置をオススメします。日頃から気をつける事によって災害時に身の回りの環境が違ってきます。後々後悔しない為にも事前の準備が必要です。