マンションでの共用部分とはどこになるか(茨城県/ライフセービング/30歳/男性)

僕は茨城県に住む30歳のライフセービングです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


みなさんはどのような理由で物件を決められますでしょうか。その理由は人それぞれによって違うと思います。形態としてマンションにするか一戸建てにするか、ある人は通勤や通学において圏内1時間くらいで済むような立地で住みたいとか、生活する上で必要なスーパーやコンビニなどの買い物できるお店がそろっている、あとは部屋の間取りや階数、それと費用の面でマンションと一戸建てはどちらが得になるのか、などです。その中で今回は、ちょっと視点を変えてマンションの共用部分の話について少し書いてみたいと思います。共用部分とは、一棟の建物で構造上独立して住居や事務所などに使われる場合において、その部分に属していない部分のことをいいます。反対に住居部分は専有部分といいます。


では、この区別で問題になってくるのがマンションにおいて、専有部分相互感の境界を構成する壁や床、天井はどこからが共用部分になるのでしょうか。また玄関や窓ガラス、排水管や電気などの配線は専有・共用どちらになるのでしょう。壁・床・天井については「共用部分説」「専有部分説」「折衷説」の三つの説が主張されています。「折衷説」というのはたとえば壁の躯体部分は共用になるが、躯体部分以外は専有になるという考え方です。この考え方でいくと、部屋を分ける壁自体は共用になりますが、上塗りの部分が専有になるので、壁紙の張替えなどを住居者の任意で行うことができるようになります。新マンション法ではこの「折衷説」を採用しています。また玄関・窓ガラスは共用部分、配線などは設置位置等によって決めるなどの考え方が一般です。