マイホームなら一戸建てという考え方(石川県/ファシリテーター/56歳/男性)

僕は石川県に住む56歳のファシリテーターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マイホームを購入するのであれば、マンションではなく一戸建てという考え方が日本人には伝統的にあります。一国一城の主などとも言いますが、土地が自分のものであって、他人と同じ建物に住んでいないのがマイホームだと感じるのです。日本人のライフスタイルにも変化が起きていますし、考え方も変わっていますが、一戸建てへの憧れは多くの日本人に根強く残っています。広いマンションより狭い一戸建てを好み、都心のマンションより郊外の一戸建てを希望するというのは、経済的な面や生活の合理性の面から見ると、変な考え方に思えることもありますが、マイホームは庭のある家だという哲学ですので、理屈ではない精神的なものであるとも言えます。


また、マンションは建物が年数とともに劣化して、土地は自分だけのものではないので、将来的に資産価値がなくなると考える人もいます。一戸建ても建物は劣化しますが、最終的には土地は残ります。建物を取り壊して再建築するのは、自分だけの意思で可能ですが、マンションの場合には住民の同意がなければ実現できません。自分で自由になる不動産こそがマイホームなのだと考えるとマンションは該当しないことになってしまいます。そのような考え方には当然のことながら異論もありますし、必ずしも合理的ではなかったり、正確ではなかったりしますが、庭のあす一軒家であって、自分の自由になるのがマイホームであるという信念には納得的な面もあります。