僕は山梨県に住む56歳のコンセプターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て住宅の購入でネックとなるのが価格です。通常、立地条件が同じならば、マンションよりも高い価格になっています。理想の家に住みたいというのは誰もが思う事ですが、住宅の購入には莫大なお金が必要となりますので、実際には購入の決め手には物件価格が大きなウエートを占めています。従って、高価格である事は、とても大きなデメリットです。しかし、マンションを購入した場合、購入費以外に毎月、管理費や修繕積立金、駐車場代等も支払う必要があります。仮に、それら支払う費用の合計が毎月5万円で、購入したマンションに30年住むとすれば、トータルで1800万円も支払う事となります。その点、一戸建ての場合は、管理費や修繕積立金、駐車場代の支払いは不要です。ですから、トータルで考えれば、必ずしも高い価格がデメリットにはならないのです。
そして、資産価値に関しては一戸建ての方が優位です。建物の資産価値は、年々低くなっていきます。建物は新築時が最高の状態で、それ以降は劣化の一途を辿りますから、年々資産価値が失われて行くのは当然です。しかし、土地の場合は、そういった事はないのです。もちろん低くなる事もありますが、逆に高くなる事だってあります。先の事は予測できませんが、それでも年数が経過しても、少なくとも購入時と同等の価値は期待できます。つまり、マンションだと資産価値は下がる一方ですが、一戸建ての場合は、建物の価値は下がりますが土地の価値は下がりませんから、マンションに比べて優位なのです。ですから、何らかの事情で売却しなければならない時の事を考えれば、また、子供に、より多くの財産を残したいと考えるのならば、一戸建てを選ぶ方が賢明だと言えます。