デザイナーズマンションは実は住みやすい(宮城県/インテリアコーディネーター/60歳/女性)

私は宮城県に住む60歳のインテリアコーディネーターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


デザイナーズマンションと言う言葉が使われ始めてから、かれこれ20年が経ようとしています。かつては話題性が高い物件の見てくれだけが過剰にクローズアップされて、単なるお洒落な外観のマンション、というイメージが強かったものです。また世間のその印象に乗って、見かけは凝ってはいても、室内空間は貧弱な設備の物件が売り出されていたのも事実です。しかし、マンションでの生活は消費者の日常の基礎になる部分ですから、そんなものだけではデザイナーズ物件がここまで支持されることはなかったでしょう。昨今のデザイナーズマンションは高いデザイン性はもちろんですが、高次元の住みやすさも兼ね備えた魅力的な物件が多くなっています。


特に都心部などでは、最近はセキュリティや住民サービスの面でも秀逸な物件が出回ってきました。したがって、もし購入候補のデザイナーズ物件を探している方がいれば、使い勝手の良い設備とサービスが整っていることを念頭に置かれ、内見をなさると良いでしょう。お洒落なのだから我慢しなくては、とキッチンで自炊するのがストレスになるような物件を選ぶなどは論外です。デザイナーズマンションは快適な生活が送れることをベースとし、さらに上質な空間を創り出す住宅でなければいけませんから、ジックリと自分に合った物件を焦らず探すことが大切です。著名な建築家がデザインした物件なども大いに参考になりますから、マメに足を運ばれて内見されることをお勧めします。