私は山口県に住む36歳のキャビンアテンダントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
デザイナーズマンションが登場したのは1990年代だと言われています。当初は賃貸物件が中心でしたが、最近では都市に住む富裕層向けの分譲物件も登場するようになってきています。いったいどのような物件であるのかと言うと、個人住宅を専門に取り扱ってきた建築家によって設計された個性的な集合住宅のことを指しています。従来からあったマンションは、画一的な間取りの部屋を数多く設置するという形態でした。同じ間取りの居室をたくさん作るようにすれば、当然のことながら建築コストを軽減することができます。しかし、他の入居者と同じ間取りの部屋で生活することに違和感や不満を感じる人が大勢いました。また、ライフスタイルの変化によって家族の形も多様化するようになりました。
そのような事情を背景として誕生したのがデザイナーズマンションです。敷地の形状や周辺環境に合わせて1戸ずつ丁寧に作られますので、一般的な物件よりは価格が高くなっています。しかし、それぞれの建築家の持つ個性が生かされたオリジナリティ溢れる部屋ばかりとなっているために、キャンセル待ちの人が出る物件も数多く存在しています。デザイナーズマンションと言っても明確な定義があるわけではありませんから、物件による差が大きいです。中には、普通の物件との違いがほとんど感じられないようなものもありますが、居住性能だけでなく、個人の嗜好やライフスタイルを自由に表現できる可能性を秘めている点が、デザイナーズマンションの大きな特徴です。