僕は熊本県に住む20歳の海上保安官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
通常の物件というものは、コストや万人が使いやすいことを追及して作られており、それは「住みやすさ」と表現することも出来ますが、逆の言い方をすれば「無個性」「画一的」で、「最大公約数的な住居」と言えなくもありません。これに対してデザイナーズ住宅というのは、設計を手掛ける建築家の斬新なコンセプトが反映された、特別な空間です。現代社会はライフスタイルが多様化しており、100人の人間がいれば、100通りの生活スタイルがある時代で、特に都市部ではそのような傾向が強くなっています。そんな中で、住居にも個性や自分らしさを追求したいという方々に、デザイナーズ物件というのは人気が高く、特に一戸建てともなれば夢のような場所であると感じる方も少なくありません。
では、デザイナーズ物件とは具体的にどのようなものでしょうか。前述のように、そのスタイルは千差万別ですが、我々がステレオタイプとして認識しているものとしては、テレビドラマの主人公が住んでいるような、コンクリート打ちっぱなしだったり、バスやトイレがガラス張りだったり、家電を収納するスペースが確保されていて、生活感のない感じがイメージされるのではないでしょうか。勿論、それらは全て正解です。しかし、実際にはそれだけでなく、勿論「住居」としての快適性や安全性、機能性などもしっかりと考慮されます。つまり、個性と実用性の微妙なバランスの上に成り立っているものであり、それは住む人と建築家の共同の「作品」と表現することが出来るのです。