タワーマンションの特徴について(神奈川県/漁師/51歳/男性)

僕は神奈川県に住む51歳の漁師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一般的に20階建て以上の超高層マンションのことをタワーマンションと呼んでいます。従来型のものと比較すると圧倒的な高さがありますので、特別な呼称が付けられて差別化が図られています。日本の法律上では、何ら正確な定義はなされていません。ただし、建築基準法第20条における建築物と同義との取り扱いがなされることが多いです。建築基準法第20条で取り上げられているのは、高さが57メートルを超える建築物ですから、正確に言うと17階建て以上の建物も含まれることになります。その一方で、環境アセスメント条例が適用される高さ97メートル以上の建築物が該当すると主張する人もおります。明確な線引きのようなものは全く存在しませんので、実際には分譲業者の意思や一般人の感覚に任せられているのが実情です。


日本人は昔から共同住宅よりも一戸建て住宅志向が強かったために、諸外国に比べるとタワーマンションの普及がかなり遅れています。そもそも地震大国と言われるくらい地震が多い国ですから、災害発生時のことを考えて二の足を踏んできたという事情もあります。また、容積率や日照権などの問題があって、超高層マンションを建築することが難しいという問題も存在していました。しかし、建築技術の進歩によって、耐震性能の高い超高層建築物を建てることができるようになりましたし、規制緩和も進みました。そのような状況を背景として2000年前後から都心や湾岸エリアで数多くのタワーマンションが建設されるようになり、ニューリッチ層の人気を集めています。