タワーマンションのバルコニーを考える(岩手県/運転代行/48歳/女性)

私は岩手県に住む48歳の運転代行です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


タワーマンションであれ、低層マンションであれ、一般的な間取りは居住スペースの外にバルコニーが付いているものです。バルコニーは専有部ではないのですが、専用使用権という当該居住者だけが使えるスペースです。避難経路としての役割も担うため制限はありますが、グリーンを置いたり家庭菜園をしたり、住まい方に大きく貢献してくれるスペースであるのは確かです。何より有効面積が広くなりますから、シンプルにメリットを享受できる訳です。他方、通常は床下にある梁(順梁工法)を床に上げることで窓の高さを稼ぎ、明るい室内空間を実現した逆梁工法採用している場合、バルコニー面積は極端に狭くなります。タワーマンションの大きな魅力は眺望の良さですから、最近は足元から天井まで大きな窓を設け、圧倒的な開放感ある眺望を実現した物件もあります。


つまり、タワーマンションにも通常のバルコニー付タイプと、バルコニー面積を極端に抑えて極力眺望を優先したタイプがある、ということです。この2タイプは、居住者の住まい方が大きく違ってくることを理解しておいてください。バルコニーがあれば換気もしやすいし、窓が汚れれば自分で掃除することもできます。生活は一般のマンションとほとんど変わりません。しかし、バルコニーが極小のタイプは高層ホテル同様に窓自体が開閉不可となっているケースが多く、業者に頼んで窓ガラスを掃除してもらう他手がありません。換気にも制限がかかりますが、ホテルライクな空間が手に入ります。そもそも通路が内廊下ならば、通風自体もさほど期待できないので、あまり問題とは思われないかも知れません。候補物件の内見をされる際は、是非バルコニーにも注目してみてください。