タワーマンションに住むメリットについて(神奈川県/納棺師/72歳/女性)

私は神奈川県に住む72歳の納棺師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


タワーマンションとは、高さが60メートルを超える集合住宅のことをいいます。建築基準法では、高さが60メートルを超える建築物を「超高層建築物」としています。一般的には、高さが60メートル超、または階数が20階超の住居用建築物を指して「タワーマンション」と呼ばれています。タワーマンションは、高層のために地震対策は不可欠です。建物の各階に制震ダンパーと呼ばれる鋼材を使用し、地震エネルギーを吸収して小さくする制震構造を、ほとんどの超高層物件では採用しています。そのために、従来の低層マンションよりも、タワーマンションは地震に強いといわれています。集合住宅は、被災した場合には復旧が大変ですが、その点安心して生活することができます。


なんといってもそのメリットは、周囲に視界をさえぎる建物がないということです。そのため、夜景や眺望が良いことが特徴です。また、近くに建物が迫っていないために、採光が良いというメリットもあります。日当たりが悪いと、普通では敬遠されがちな北向きの住戸でも、高層階であれば360度の採光で、明るくやわらかな日差しを得ることができます。北向きでも明るく、方角のデメリットを感じさせませんので、購入する際には方角を気にしなくても済みます。タワー物件は、建物内が内廊下となっている物件が多くあり、ホテルを思わせるような仕様の物件も少なくありません。内廊下の建物は、風雨にさらされることがなく、メンテナンスが行き届きやすいというメリットもあります。