私は大阪府に住む61歳の農家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一般に、塔のような形状をした超高層マンションのことをタワーマンションと呼びます。どれくらいの高さが「超高層」に該当するかについては明確な定義がなく、物件広告などにおいても使われ方はまちまちです。通常は建築基準法において超高層建築物と定義されている高さ57メートル以上の建物を指すことが多いですが、非常用エレベーターの設置が義務付けられている15階建て以上の建物、あるいは環境アセスメントの実施が義務付けられている97メートル以上の建物を超高層とする考え方もあります。いずれにせよ、日本においてタワーマンションが普及しはじめたのは比較的最近のことです。これは、建築物に関する法律の改正が大きく影響しています。
その出発点は1997年のことで、このとき特定の地区において建築物の容積率制限が大幅に緩和されました。また同時期に廊下や階段などの共用部分を容積率の算出基礎から除くという改正もなされました。これにより、従来の外廊下と外階段を持った薄板のような形状とは異なった、超高層のタワー型マンションの建設が容易になったのです。タワーマンションのメリットとしては、上層階においては何といっても眺望の良さを挙げることができます。また、容積率緩和によって住戸数に対する敷地面積が従来よりも少なくできることから都心に建設される物件が多いため、交通アクセスの良さや日常生活の便利さなどをメリットとして持つこともしばしばです。さらに物件によっては建物内に商業施設や保育園・クリニックなどを設置して一層の利便性の向上を図っているものもあります。