私は岩手県に住む53歳の法務教官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
高齢になると一戸建てでの一人暮らしは何かと心配です。高齢になると、いつ何があるかわかりません。家族が離れて暮らしている場合などは、こまめな安否確認を行う手段が必要になってきます。介護保険でも自立から要支援の人に対しては、介護予防が行われているとはいっても、介護を受けるのにはかなり制限が出てきます。周りから見ると生活全般に歯手助けが必要な状態であっても、身の回りが自立出来ていて一人で近所に外出出来るレベルでは要支援・要介護認定調査の結果は自立と判断される場合が多いのです。また、住んでいる地域が生活に便利な地域かそうでないかは、自家用車を運転しない、自転車にも乗らない高齢者にとっては非常に重要なことです。
最近では、何とか自立している高齢者に対して地域での支え会い事業が行われるようになってきています。しかし、高齢者宅に出入りする人が増えることで心配も増えることにもなります。もし、こういった状態で不便な地域で一人暮らしをしている場合は、経済的に問題がない場合にはシニア向け分譲マンションを利用する方法があります。料金は購入費用、共益費、修繕積立金等と通常の分譲マンション同様ですが、全体的に割高に設定されています。自分の所有物ですから、当然資産となります。バリアフリーは勿論のこと、施設スタッフによって緊急時の対応や食事の提供、買い物や洗濯が行われ、要介護状態になって住み続けることが困難になった場合は賃貸として貸し出すことも可能です。