僕は長崎県に住む61歳の不動産鑑定士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
1990年代から人気のガーデニングですが、最近は家庭菜園を楽しむ家庭が増えています。自宅の庭やベランダで、簡単に自給自足ができたら楽しいものです。子供がいる場合などは、野菜作りの勉強にもなりますし、農業に対する関心を高めることにもつながります。そこで、今回は、家庭菜園を楽しむに適した不動産の特徴を紹介したいと思います。まずは、なんといっても、日当たりです。野菜作りにおいて、日光が果たす役割は非常に大きいのです。したがって、庭やベランダが南向きの住居を選んだほうがよいでしょう。隣の建物との関係で、庭やベランダの日当たりがどうなるか、きちんと確かめるべきです。次に、外敵に狙われやすい立地かどうかも確認しましょう。
マンションやアパートのベランダでも、鳥はやってきます。トマトなどの野菜は簡単に食べられてしまうのです。一軒家の庭だと、猫対策も必要になります。猫が畑を踏み荒らしたり、糞をしたり、いろいろな悪さを働くことがあるからです。外敵が全くいない不動産はありませんが、比較的狙われにくい立地を選んだ方が、サラダガーデニングには向いているでしょう。不動産を購入するにあたって、ガーデニングなどは二の次だと考える人も多いかもしれませんが、ガーデニングを趣味にしている人の場合、それが快適にできないと想像以上にストレスがたまります。せっかくの不動産購入であるならば、趣味ができることも重要なポイントになりますから、しっかり考慮すべきです。