私は福井県に住む49歳のアスレティックトレーナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを含む不動産は、大変高価な買い物ですので、じっくり選んで良い物件を購入し、長くそこで幸せに暮らしたいと多くの方がお考えではないでしょうか。それでは、マンションという建物は、いったいどれ位の期間、もつのだろう、そのようにお感じになられる方もおられるかもしれません。一昔前までは、マンションの耐用年数は30年、あるいは40年程度と言われていました。しかし、現在でも築30年を超えるマンションは、街中に普通に存在し、十分にそこで生活を営むことができます。築30年の建物が現時点で100万戸(棟数ではない)存在していると言われていますので、高経年マンションであっても、十分に、そこで生活を営むことが可能なことは、容易にご想像頂けるのではないかと思われます。
最近では、建物の主原料でもあるコンクリートの性質から、専ら50年程度が耐用年数なのではないかと言われています。しかし、原材料の耐用年数よりもむしろ、大事なのは、そこに至る過程において、どれだけ丁寧にメンテナンスがなされてきたかという点にあるだろうと思われます。このことは、人間の体に置き換えて考えると、容易に想像できます。若いうちから、体をいたわり、必要なメンテナンスをコツコツと行ってきた体と、そうでない体とでは、老いてきたときの具合というものが、必然的に異なってくるものです。建物も、適宜適切な時期に必要な修繕工事を行って、機能性を維持することが大切で、そのためには、必要な資金(修繕積立金)をしっかり蓄えておくことが、非常に大事なポイントになってきます。