私は滋賀県に住む29歳のスタジオ・ミュージシャンです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
多くの人にとってマンションの買い時とは、どういったタイミングなのでしょうか。その理由は様々ですが、やはり結婚や出産といった俗に言う人生のターニングポイントを機に考えるといったケースが多いようです。また、近く「消費税が上がる」「金利政策が変更になる」といったタイミングを前に購入するといったケースもあります。もちろん、こうした機を選ぶことは大切ですが、それよりも重要なことは現在の置かれた状況を冷静に見極めることです。貯金や年収、年齢、子どもがいる場合は進学の状況、夫婦の父母や祖父母の介護等により購入の時期がふさわしいかふさわしくないが変わってきます。また、近々転勤が考えられる、もしくは転職したばかり等といった状況がある場合は、いくら良い物件があったとしても買い時とは言いがたくなります。
こうした条件がクリアでそれなりに整った状況であれば、確かに「買い時」といえます。特に、現在のアベノミクスのよる円安誘導で株価は上昇し、輸出企業の大幅な黒字で好景気ムードが高まり、不動産市場も活気づいて価格も上昇傾向です。しかし、実際はまだムードという一過性のものであり、現実には目に見え実感できるほどの状況ではないという意見も強くあります。つまり、このムードが冷めればまた不動産価格は下落する、とみる識者も多いのです。その下落傾向が見えた時こそ、本当の「買い時」といえます。マンションなどの不動産は投資としても使われ、下落傾向が見えた時には投資家たちはなるべく大きな損出を出さないようにすべく、手持ちの物件を一気に売却し出します。このタイミングが、良い物件を良い条件で購入できる、まさに「買い時」となるのです。