私は石川県に住む36歳のビル管理技術者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産物件の買い時はとても難しいものがあります。できれば消費税の本格的な増税の前に購入をしておきたいという気持ちも当然あることでしょう。また住宅ローンの固定金利がとても低い水準にあるということからすると、長期的に見てもかなり買い時といえるかもしれません。しかし建築資材の輸入コストや人件費の高騰などもあり、一戸建て物件を建設するコストそのものが値上がりを見せています。もはや企業努力で吸収のできる限界を超えてきているので、販売価格に転嫁されるようになってきています。もちろん世界経済の情勢にもよるところもあります。しかしそもそも大工の人材不足を解消することは今後も難しいことでしょう。また都心を中心に東京オリンピックを目指して大規模開発も続きますから、建材の費用も高止まりをすると想定ができることになります。
いったいいつが一戸建て物件の買い時になるかというと、正直なところあまりないというのが正しいかもしれません。地価が下落した時が買い時のタイミングかもしれませんが、そのことは同時に景気の低迷を意味しますから、収入のことをまず意識しなければならなくなってくるでしょう。結局のところ、一戸建て物件の買い時のタイミングですが、それぞれの家庭の事情に合わせるのが一番いいといえるでしょう。あまり社会情勢を意識しすぎてそのことに左右されるよりも、自分たちの生活をどのようにしたいかを優先するべきでしょう。仮に景気が低迷した時期となっても、不動産の取得に関しては、何らかの優遇措置が取られることが多いので、どのタイミングがいいということは必ずしもないといえます。