あなたのマンション、地震に耐えられるか(高知県/守衛/47歳/男性)

僕は高知県に住む47歳の守衛です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


過去の地震から学ぶ2007年7月16日、新潟県中越沖地震が起こりました。総務省のまとめによると死者11名、家屋の倒壊は19398件(全壊1024軒、半壊・1部損壊18374軒)。震源地は新潟市の南西約60キロで、震源は深さ約17キロ。その規模はマグニチュード(M)6.8。その時、東京の自宅で台所に立っていたガイドも揺れを体感。システムキッチンが横にぐわんと揺れたような衝撃を感じました。倒壊した建物の特徴当時現場の状況をテレビで中継で見ても、倒壊した建物には「屋根が瓦ぶきで重い」「木造で古い」と、2007年3月の能登半島自身で被害にあった家屋との共通点が見られました。今回の地震では戸建のほかアパートの倒壊も確認されています。


地震に弱いマンションの目安:1981年以前のもの1981(昭和)以降に建てられたマンションでは、基本的に震度6~7程度で倒壊せず、震度5強程度の地震では損傷を生じないレベルの「新耐震基準」をクリアしています。まずはお住まいのマンションが建設された時期を確認してください。もし1981年以前に建てられた場合は、早急に耐震診断を受けてください。強度が足りない場合には補強工事を行うなどの対策が必要です。1981年以前でも強い建物もある1981年以前に建てられたものがすべて耐震性が劣っているわけではありません。公団住宅など古くてもしっかり造ってあるものもあります。反対に1981年以降に建てられたものでも、きちんと施工されていない場合があり倒壊する可能性があります。