僕は福島県に住む46歳の舞踊家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築一戸建ての耐用年数は一体どれくらいでしょうか。もちろん、耐用年数は長いにこした事はありませんよね。建物が壊された時に、建築からどの位経っているかという、国土交通省の「建築動態統計調査」のなかの「建築物除却統計」という統計データから、住宅の寿命は約30年と言われています。ですがこれは、外装が古くなったから建て替えをして建物を新しくしたいとか、親と一緒に住むので二世帯にしたいとか、子供が増えて部屋を増やしたいから建て替えたいといった理由で、新築に建て替える人が多いからとも言えます。このように家を建て替える方々は、言ってみれば、まだ住めるけれども建て替えているわけで、実際に何十年位その建物に居住出来るのかというのとはまた違います。
建築の技術は日々めざましく進歩しており、例えば建物の耐震技術などで言えば、10年前とは比べ物にならない位進んでいます。建築の材料も、新しくて丈夫なものがどんどん出てきています。各メーカーが競って、よりよい住まいのための研究や実験を続けており、その成果か、2013年に建てられた新築一戸建ての、使用可能年数は60年以上あると言われています。当たり前ですが、補修などのメンテナンスは、ゆくゆくは多少必要になるかと思います。しかしそのように、メンテナンスをしながら「大切に住む」事によって、耐用年数はどんどん伸びていくでしょう。家族を愛するように、マイホームを愛してあげて下さい。きっと、その気持ちに応えてくれるでしょう。