不動産の固定資産税が減るとき、増えるとき(千葉県/刺青師/57歳/女性)

私は千葉県に住む57歳の刺青師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


固定資産税は毎年1月1日を基準として、不動産を持っている人に課せられる税金です。各自で税額を申告するのではなく、自治体が計算して納付書を送ってきます。固定資産税の税額は、不動産の売買価格とは関係なく、固定資産課税台帳に載っている評価額を基に計算されます。このうち土地の評価額は、路線価に土地の面積を掛けて算出します。極端に変形した土地や、間口・奥行の狭い土地などは減額されます。また家屋の評価額は、その家屋を今建てたら幾らかかるか見積り、そこから築年数に応じて減額するという方法で計算します。土地と家屋の評価額は3年ごとに見直されますが、家屋は築年数が経過するにしたがって、安くなっていくのが普通です。


家屋の価格を見積るときには、建築確認申請書を参照します。普通のリフォームには建築確認申請は必要ないので、リフォームをしたからといって家屋の評価額が上がることはありません。しかし増築のように床面積が増えたり、建物の構造が根本から変わるようなリフォームをしたりするときは、建築確認申請を提出しなければなりません。このとき、家屋の価値が大きく上がったと見なされ、固定資産税が増額される可能性があります。逆に耐震リフォームやバリアフリー化などの場合には、固定資産税が減額されることもあります。ただし対象となる住宅や改修工事費などに細かい条件があり、また自分から申請書を提出する必要があるので、利用するなら気をつけてください。