一戸建て購入時の留意点(北海道/不動産鑑定士/60歳/女性)

私は北海道に住む60歳の不動産鑑定士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての購入を検討されている方に、各購入手順での留意点を中心に説明します。資金計画や住みたい住宅のイメージ検討の段階では、現在の貯金や両親からの住宅取得資金の贈与を受けられるのか、いくらまでローンが借りられて、毎月いくらまで返済できるのかを考えます。この時に、将来の人生設計とそこで必要な資金を考えます。子供の教育資金や車の買い替え等を、検討しておく必要があります。次に見学会への参加となります。気に行った物件があっても直に契約せず、何件か見て回り、本当に購入したい物件の条件を明らかにします。気に入った物件が見つかったら、第三者による住宅診断を行ってもらいます。その後に、ローンの申し込みと仮審査後があります。購入物件では、売主への購入の申込書を提出します。価格等の交渉は、ここからスタートします。また約10万円程の申込金も支払います。ここで、高額な申込金を要求する不動産屋は避けて下さい。


契約の締結と手付金を支払います。この時に、契約書と重要事項説明書を、契約日前に手に入れておいて、よく確認する必要があります。所有する土地に建物を新築する場合は、建築工事請負契約書も事前に手に入れて確認します。また、専門家にチェックを依頼する事もできます。住宅ローンの本申し込みと承認をもらいます。しかし、否認される事や減額される事もあります。不動産屋と話し合いを持ち、事前に対策や方針を立てて置きましょう。内覧会等の住宅引き渡し前の立ち会い確認を行います。一戸建てでは、構造部分や断熱部分等のチェックすべき項目が多いので、専門家の竣工検査や内覧会の立会いサービスを利用する事もできます。最後に残金の支払いと引き渡しが行われます。ここで、登記も行われますが、登記費用も支払う事になります。明細を事前に手に入れて置く事もできます。