僕は熊本県に住む32歳の顧問です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
分譲の一戸建て住宅は、立地や広さにもよりますが、一般的に分譲マンションよりもやや価格が高くなっています。分譲マンションの場合、ほとんど建物にしかお金がかかりませんが、分譲の一戸建て住宅の場合は、土地の分のお金も必要になるからです。所有権ではなく借地権の場合でも、そこで数十年暮らせるという権利を購入することになるため、やはり多くのお金がかかります。そのため住宅ローンを組んで一戸建て住宅を購入する場合には、頭金をどれほど用意するかが、分譲マンションよりも重要になってきます。多く用意すればするほど、その後の返済の負担が少なくなります。頭金をほとんど用意しなかった場合に比べると、返済期間が短くなったり、返済額が少なくなったりするのです。
一般的に住宅購入の際の頭金は、年収とほぼ同額か、その住宅の価格の2割程度が良いとされています。そのくらい支払っておけば、その後の住宅ローンの返済が楽になるのです。しかし昨今では、贈与税の特例制度により、住宅購入資金として両親などから生前贈与を受けるケースが増えてきています。死後に相続した場合には相続税の支払いが必要になるのですが、住宅購入資金としての生前贈与なら、贈与税の支払いがある程度免除されるのです。具体的には、1000万円までの贈与なら非課税となります。そのため、生前贈与により頭金を用意できる人が増えてきています。年収と同額どころか、その倍以上もの頭金を支払って、分譲マンションよりも高額な一戸建て住宅を購入する人が増加しているのです。