私は長野県に住む74歳の歌舞伎役者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建ての内覧会は引渡しの1ヶ月から2ヶ月前に建てた側が購入者に対して詳細な施工説明を行い、購入者は契約書通りに出来上がっているかを確認する機会のことを言います。何らかの不具合を発見した場合には施工業者に対して手直し等の指示を出すことが出来ます。それが終わると再内覧会が行われ、問題がない場合には確認済みの署名捺印を行うことになります。素人でわかりづらい場合や不安な場合には同行サービスを行う会社も存在します。ここに依頼すると有料ですが1級建築士でしかも経験を積んだ専門家の住宅診断士や建物アドバイザーの1級という住宅情報ネットワークというNPO法人の資格取得者が同行してくれるので詳しくわかります。そして詳細なレポートが提出され丁寧なサポートが受けられます。
チェック項目の個所は多少の違いはあるものの焦点はある程度絞られています。建物の外部では基礎部分のひび割れや鉄筋の錆びその他、室内においては床面の傾斜、床鳴り、柱や壁の傾斜、床下では設備配管、漏水、屋根や天井裏では接合部金物や雨漏りの痕跡など、設備では給水管や給湯機器からの漏水、外周回りでは塀やフェンスなどのひび割れや不具合、エフロレッセンス、ひび割れその他詳細な項目に渡ってチェックされます。これは新築住宅に限らず中古住宅を購入する場合にも行われることがあります。不具合があるままに住みつくと、あとで損傷が大きく広がり被害を及ぼすこともあります。よってあらかじめそういうところは補修してもらうと安心して生活できます。