私は福岡県に住む26歳の芸人です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションは鉄筋コンクリートでできているので耐用年数が長いイメージがあります。耐用年数は46年、建て替え物件の着工時期は築後37年となっています。これはあくまでも取り壊された際の平均寿命で、実際には、30年~40年程度で取り壊されるものある一方、それらと同時期に建てられても、ずっと長く人が住み続けられるマンションもあるのです。同じ鉄筋コンクリートでできているマンションなのに、短命なものと寿命が長いものがありますこれはいくつかの要素が大きく関係してきます。建物本体の劣化のしにくさは「水セメント比」「鉄筋のかぶり厚さ」というものが関係しています。あと、設備配管類の維持管理のしやすさ・地震などの外的要因も関係してきます。
建物本体の「劣化のしにくさ」については専門的な内容となり、一般の人がチェックするのは難しいですが、簡単な見極め方法として住宅性能表示制度を利用する方法があります。現在首都圏の新築分譲マンションではそのほとんどが同制度を利用しています。同制度を利用したマンションでは、建物ががどれだけ長持ち仕様で造られているかを、一般の人にもわかりやすく表示しています。等級は、等級1(最低基準)、等級2(50~60年)、等級3(75年~90年)の順で基準が上がります。等級の高い、すなわち長持ちするものは、「水セメント比」「かぶり厚さ」といった条件をクリアしている物件です。性能評価書の「劣化対策等級」の等級を確認するだけで、難しい内容をチェックしなくても済みます。