私は福井県に住む36歳の会計士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
2011年の東日本大震災も記憶に新しい昨今。これは契機に、都市直下型や南海トラフ地震などの地震も将来あるかもしれない、と囁かれるようになり、人々の地震への関心は高まっているように感じられます。マンションの耐震強度はどの程度のものなのでしょうか。マンション特有の地震災害の原因は、その高さにあるでしょう。1階では家具が倒れる程度の揺れであったとしても、中階層や上階層では、家具の転倒はもちろん、移動や、壁がひび割れるといった被害があることも予想されます。これは高さによって揺れ方や大きさがことなるためです。建物自体に被害はなくても、室内には被害が及ぶことになります。さらに、避難通路が限られている点も挙げられます。
では、マンションにいては危ないのか。これは必ずしもそうではありません。地震の時に確実に安全だと言える場所はありません。ですが、日本の建物は震度6強から7程度では倒壊しないような、丈夫な作りになっています。現在の耐震基準である「新耐震基準」では、耐震性は震度6から7では崩壊、倒壊しない程度とされています。崩壊、倒壊しないというのは、人命を損なわれるような壊れ方をしない、という意味です。これはマンションであっても同じです。また、集合住宅特有のメリットは「共助」です。盗難や放火がないよう順番に見回りをする、情報を伝達する、食糧がなくなったら自宅の食材を持ち寄るなど、人が多いこそ、みんなで助け合うことが出来るのです。