マンションのデメリットを考え直す(千葉県/コメディアン/74歳/女性)

私は千葉県に住む74歳のコメディアンです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入すると、デメリットと思えることがたくさんあります。まず一番に挙げられるのが、月々かかる管理費と修繕積立金です。ローン返済とは別に数万円の支払いが必ず毎月かかるとなると、負担は小さくありません。でも、これは家に関わる時間と手間をお金で買っているのです。もし一戸建てを購入したら、家に関わる全てのことを自分でやらないといけません。防犯対策、周辺の掃除、家や庭木の手入れ、ゴミ捨て場の掃除、町内会への参加、雪かきなど、やることはたくさんあります。また、こういったことに関連したご近所トラブルが発生することも少なくありません。マンションに住んでみれば、戸建のトラブル経験者の方はもちろん、高齢者世帯や共働き家庭も、マンションに住むメリットを日々実感するでしょう。


管理組合への強制加入に関しても、デメリットと捉える人は多いと思います。最近はほとんどの管理組合は輪番制で役員が回ってくるので、順番がきたら理事に就かないといけません。せっかく管理費を支払うことによって時間をお金で買っているのに、管理組合の運営でプライベートな時間を奪われるのは面倒くさく感じるかもしれません。でも、これは自分の住んでいる建物の現状や問題を正確に把握し、将来的にも不足ない状態で暮らしを送れるように計画を立てる、とても大事な役割なのです。同じマンションの住人同士で知恵と力を出し合って、自分たちの住環境を維持するためには必要なことです。むしろ、大勢で協力し合えるのは何かと心強く、個々の負担も減るというメリットがあると言えます。