僕は神奈川県に住む43歳のディスパッチャーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
タワーマンションとは、超高層集合住宅のことです。具体的な定義はありませんが、建築基準法では地上60メートル以上の建築物を超高層建築物と定めているので、一般的にそのくらいの高さのある集合住宅が、タワーマンションと呼ばれています。具体的には、20階建て以上の集合住宅です。建築基準法では、超高層建築物の建築は、低層建築物の建築よりも基準が高くなっています。安全のために航空障害灯やスプリンクラーを設置しなければなりませんし、災害時に対応できるよう非常用エレベーターや自家用発電システムも作っておかなければなりません。そのため超高層建築物の建築には、多くの手間がかかります。そしてその分、建築コストも高くなります。
したがってタワーマンション内の分譲住宅は、価格が高い傾向があります。話題になりやすい人気のエリアに建築されることが多いので、地価が高いことも要因のひとつとなっています。具体的な価格は、低層のワンルームが3千万円ほどで、4LDKなどファミリー向けの間取りで高層にある場合は1億円以上します。中には、数十億円というペントハウスもあります。一般的に住宅の購入費用は年収の5倍が相場といわれていますから、仮に1億円の物件だと、単純計算で2千万円以上の年収が必要になるわけです。つまりタワーマンション内の分譲住宅は、高収入の人向けだと言えます。もちろん高額なだけあり、耐震面や耐火面で非常に安心できる構造になっています。セキュリティも万全で、防犯効果も高いです。防音設備も充実していて、景色も良いので、安全で静かな環境で、快適に暮らすことができます。